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会長挨拶

日本質量分析学会会長

日本質量分析学会は1953年に設立後60年余りを経て2015年に一般社団法人になりました。この間、原子物理学、無機・同位体化学、石油化学工業、地球・宇宙科学、有機化学、医学・薬学、天然物化学、生物化学、環境科学、材料科学、生命科学など常に時代の先端にある科学と技術に対応し進化し続けてきました。現代の科学と技術の基盤である原子や分子を扱う分野の多くに質量分析が使われており、とりわけ原子・分子レベルで生命現象にせまるオミクス分野を支えています。また、質量分析発祥の地である英国(キャベンディッシュ研究所)に先んじて、世界で最初に質量分析の学会が設立されました。現在はIMSF(下図)を中心とした国際組織の一員として役割を担っています。

日本質量分析学会は、社会に向けて質量分析学および質量分析技術の専門家集団としてアカデミアと企業の連携により科学と技術の未来をひらきつつ、正しい知識の発信・普及に努めています。また、2002年に田中耕一氏(島津製作所)がノーベル化学賞を受賞したことを皮切りに、2010年には第1回アジア・オセアニア質量分析会議(AOMSC)、2012年には欧州以外で初めて海外で国際質量分析会議(IMSC Kyoto 2012)を開催するなど国際化に努めてきました。これに合わせ2012年には国際欧文誌 Mass Spectrometry (Tokyo)の発刊と同時に、国際情報発信強化として科学研究費助成事業の支援も継続して受けています。

学会の主要事業である質量分析総合討論会は、今年で第65回を数え会員数も1,000人規模を維持し、参加者の年齢や分野構成も厚みを増し活発な討論が行われています。特に、イオン反応の基礎からバイオイメージングへの応用などで若手の台頭が著しく、多くの分野から注目されています。会員の皆様とは、永らく培われた民主的な運営をもとに、互いの知識を深め共に考え行動します。これが日本質量分析学会です。

会長
高山光男