マススペクトロメトリー 原著3版(日本版目次)
さらに詳細な目次は
こちらを参照
- まえがき
- 訳者まえがき
- 123 略語集
- 第1章 序論
- 1.1 質量分析:多目的かつ必要不可欠な分析法
- 1.2 歴史的概観
- 1.3 この教科書の目的と取り扱う内容
- 1.4 質量分析とは?
- 1.5 イオンクロマトグラム
- 1.6 質量分析計の性能
- 1.7 用語―全般的な観点から
- 1.8 単位,物理量,および物理定数
- 1.9 参考文献
- 1.10 MS の基本事項
- 参考文献
- 第2章 イオン化とイオンの解離をつかさどる原理
- 2.1 気相分子の電子イオン化
- 2.2 垂直遷移
- 2.3 イオン化効率とイオン化断面積
- 2.4 分子イオンの内部エネルギーとイオンの挙動
- 2.5 準平衡理論(QET)
- 2.6 マススペクトロメトリーにおける時間スケール
- 2.7 内部エネルギーがもたらす実際の結果
- 2.8 逆反応:活性化エネルギーと運動エネルギー放出
- 2.9 同位体効果
- 2.10 イオン化エネルギーの測定
- 2.11 出現エネルギーの測定
- 2.12 気相塩基性とプロトン親和力
- 2.13 イオン/分子反応
- 2.14 気相イオンの化学の概要
- 参考文献
- 第3章 同位体組成と精密質量
- 3.1 同位体にもとづく元素の分類
- 3.2 同位体分布の計算
- 3.3 同位体濃縮と同位体標識
- 3.4 質量分解度と質量分解能
- 3.5 精密質量
- 3.6 高分解能マススペクトロメトリーの応用
- 3.7 分解能と同位体パターンの関係
- 3.8 同位体パターンとイオンの価数の関係
- 3.9 複雑に入り組んだ HR-MS データセットの可視化
- 3.10 同位体とその質量がおりなす世界を見渡す
- 参考文献
- 第4章 装置論
- 4.1 イオンビームの発生方法
- 4.2 飛行時間型装置
- 4.3 磁場セクター型装置
- 4.4 リニア四重極型装置
- 4.5 リニア四重極イオントラップ
- 4.6 三次元四重極電場によるイオントラップ
- 4.7 フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴分析部
- 4.8 オービトラップ分析部
- 4.9 ハイブリッド装置
- 4.10 イオンモビリティースペクトロメトリー質量分析システム
- 4.11 イオン検出
- 4.12 真空技術
- 4.13 機器の選定について
- 参考文献
- 第5章 電子イオン化(EI)の実際的側面
- 5.1 電子イオン化(EI)のイオン源
- 5.2 試料の導入
- 5.3 熱分解マススペクトロメトリー
- 5.4 ガスクロマトグラフ
- 5.5 液体クロマトグラフ
- 5.6 低エネルギーでの電子イオン化によるマススペクトル
- 5.7 EI に適した分析種
- 5.8 EI と組み合わせて用いられる質量分析部
- 5.9 EI マススペクトルのデータベース
- 5.10 EI に関する簡単なまとめ
- 参考文献
- 第6章 有機イオンのフラグメンテーションとEI マススペクトルの解釈
- 6.1 σ結合開裂
- 6.2 α開裂
- 6.3 ディストニックイオン
- 6.4 ベンジル位での結合開裂
- 6.5 アリル位での結合開裂
- 6.6 不活性な結合の開裂
- 6.7 分子イオンピークの特定
- 6.8 マクラファティ転位
- 6.9 逆ディールス-アルダー反応
- 6.10 一酸化炭素(CO)の脱離
- 6.11 熱分解とイオンのフラグメンテーション
- 6.12 オニウムイオンからのアルケンの脱離
- 6.13 イオン/ニュートラルコンプレックス
- 6.14 オルト脱離(オルト効果)
- 6.15 ヘテロ環式化合物
- 6.16 マススペクトルの解釈に際してのガイドライン
- 参考文献
- 第7章 化学イオン化(CI)
- 7.1 化学イオン化の基礎
- 7.2 化学イオン化におけるプロトン化
- 7.3 プロトン移動反応質量分析法(PTR-MS)
- 7.4 電荷移動化学イオン化(CTCI)
- 7.5 負イオン化学イオン化(NICI)
- 7.6 電子捕獲による負イオン生成
- 7.7 脱離化学イオン化(DCI)
- 7.8 大気圧化学イオン化(APCI)
- 7.9 大気圧光イオン化(APPI)
- 7.10 CI,APCI,および APPI の大要
- 参考文献
- 第8章 電界イオン化(FI)と電界脱離(FD)
- 8.1 電界イオン化と電界脱離の変遷
- 8.2 電界イオン化過程
- 8.3 FI と FD のイオン源
- 8.4 フィールドエミッター
- 8.5 電界イオン化質量分析
- 8.6 FD スペクトル
- 8.7 液体注入電界脱離イオン化
- 8.8 FI-MS と FD-MS の一般的特性
- 8.9 FI,FD,LIFDI についてのおさらい
- 参考文献
- 第9章 タンデム質量分析
- 9.1 タンデム質量分析の基本概念
- 9.2 メタステーブルイオン分解
- 9.3 衝突誘起解離(CID)
- 9.4 表面誘起解離(SID)
- 9.5 TOF 型装置によるタンデム質量分析
- 9.6 磁場セクター型装置を用いたタンデム質量分析
- 9.7 リニア四重極分析部を用いたタンデム質量分析
- 9.8 QIT を用いたタンデム質量分析
- 9.9 リニア四重極イオントラップを用いたタンデム質量分析
- 9.10 オービトラップ分析部を用いたタンデム質量分析
- 9.11 FT-ICR型装置によるタンデム質量分析(その1)
- 9.12 赤外多光子解離(IRMPD)
- 9.13 電子捕獲解離(ECD)
- 9.14 FT-ICR型装置によるタンデム質量分析(その2)
- 9.15 電子移動解離(ETD)
- 9.16 電子脱離解離(EDD)
- 9.17 タンデム質量分析のさまざまな応用
- 9.18 タンデム質量分析のエッセンス
- 参考文献
- 第10章 高速原子衝撃(FAB)
- 10.1 歴史的経緯の概要
- 10.2 分子ビーム固体分析
- 10.3 FAB および LSIMS のイオン源
- 10.4 FAB および LSIMS におけるイオンの生成
- 10.5 FAB および LSIMS における液体マトリックス
- 10.6 FAB-MS の応用
- 10.7 FAB および LSIMS の一般的な特徴
- 10.8 マッシブクラスター衝撃(MCI)
- 10.9 カリホルニウム 252(252Cf)プラズマ脱離
- 10.10 粒子衝撃にもとづくイオン化のまとめ
- 参考文献
- 第11章 マトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)
- 11.1 LDI と MALDI のイオン源
- 11.2 イオン生成
- 11.3 MALDI マトリックス剤
- 11.4 試料調製
- 11.5 LDI の応用
- 11.6 MALDI の応用
- 11.7 マトリックス効果と同じはたらきをする特殊な表面
- 11.8 MALDI マススペクトルイメージング
- 11.9 大気圧 MALDI
- 11.10 MALDI の本質
- 参考文献
- 第12章 エレクトロスプレーイオン化(ESI)
- 12.1 エレクトロスプレーイオン化につながった歴史的経緯
- 12.2 エレクトロスプレーイオン化のインターフェイス
- 12.3 ナノエレクトロスプレー(nanoESI)
- 12.4 ESI における気相イオンの生成
- 12.5 多価イオンとチャージデコンボリューション
- 12.6 ESI-MS の応用
- 12.7 エレクトロスプレーの総括
- 参考文献
- 第13章 アンビエント脱離イオン化
- 13.1 アンビエント脱離イオン化の概念
- 13.2 脱離エレクトロスプレーイオン化(DESI)
- 13.3 脱離大気圧化学イオン化
- 13.4 脱離大気圧光イオン化
- 13.5 DESI に関連したその他の手法
- 13.6 急速蒸発イオン化質量分析(REIMS)
- 13.7 大気圧固体分析プローブ(ASAP)
- 13.8 リアルタイム直接分析(DART)
- 13.9 アンビエント質量分析の世界
- 参考文献
- 第14章 ハイフネーテッド技術
- 14.1 クロマトグラフィー
- 14.2 クロマトグラフィー質量分析法の概念
- 14.3 定量
- 14.4 ガスクロマトグラフィー質量分析
- 14.5 液体クロマトグラフィー質量分析
- 14.6 イオンモビリティースペクトロメトリー質量分析
- 14.7 LC-MSを補完するタンデムMS
- 14.8 超高分解能質量分析
- 14.9 ハイフネーテッド技術の要約
- 参考文献
- 第15章 無機質量分析
- 15.1 無機質量分析の基本概念と関連技術
- 15.2 熱イオン化質量分析
- 15.3 スパークイオン源質量分析
- 15.4 グロー放電質量分析
- 15.5 誘導結合プラズマ質量分析
- 15.6 二次イオン質量分析
- 15.7 加速器質量分析
- 15.8 まとめ
- 参考文献
- 付録
- A.1 単位,物理量,物理定数
- A.2 元素の同位体組成
- A.3 炭素同位体パターン
- A.4 塩素と臭素の同位体パターン
- A.5 ケイ素と硫黄の同位体パターン
- A.6 同位体パターンの解読
- A.7 同位体イオンと精密質量
- A.8 特徴的なイオン(同族列イオンを含む)と特徴的な脱離中性種
- A.9 よくある不純物
- A.10 EI マススペクトルにおける分子イオンピークの見極め
- A.11 EI マススペクトル解釈のための基本原則
- A.12 マススペクトル解析への体系的な取組み
- A.13 イオン化法選択ガイド
- A.14 カチオン付加の識別法
- A.15 アミノ酸
- A.16 質量分析分野のノーベル賞
- 索引