メニュー


プログラム
- 目次 -
基調講演・特別講演 受賞講演
60周年記念行事 シンポジウム
ワークショップ 一般口頭発表
ポスター発表 タイムテーブル
会場内フロアマップ

基調講演・特別講演  >> プログラム詳細
基調講演
木多 紀子
(Director, Ion Microprobe Laboratory, Univ. of Wisconsin-Madison , USA)
「隕石の二次イオン質量分析計による局所同位体比分析と太陽系の起源」

John Yates III
(Professor, Chemical Physiology & Cell Biology, The Scripps Research Institute, USA)
「Advanced Mass Spectrometry Based Methods to Study Human Disease」
特別講演
橘 省吾
(「はやぶさ2」Sampler Science Principal Investigator、北大)
「はやぶさ2:太陽系大航海時代にめざす科学」

受賞講演  >> プログラム詳細
奨励賞
丸岡 照幸(筑波大)
「同位体質量分析を用いた環境変動解析に関する研究」

日本質量分析学会創立60周年記念行事  >> プログラム詳細
パネルディスカッション
座長高山光男(横浜市大)
パネリスト 金子洋三郎(都立大、原子物理学)
土屋正彦(横国大、分析化学)
高岡宣雄(九大、同位体科学)
島 正子(科博、無機分析化学)
中川有造(シオノギ、有機化学)
大橋 守(電通大、有機化学)
中田尚男(愛教大、有機化学)
和田芳直(大阪母子センター研、医学)
竹内孝江(奈良女大、計算化学)

「質量分析60年の変遷をたどる」

情報交歓会

「ビール片手に語る60年の歴史」


シンポジウム  >> プログラム詳細
セッション記号 S1
セッション名 バイオ医薬品の開発・製造と質量分析
オーガナイザー 川崎ナナ(国立衛研)、山口秀人(アステラス製薬)
開催主旨 バイオ医薬品の開発及び製造において、サイエンスとリスクマネジメントプロセスを取り入れたクオリティ・バイ・デザイン(QbD)の手法が取り入れられるようになってきた。QbDにおいて質量分析は、有効成分の構造・物理的化学的性質の評価、不純物評価、タンパク質間相互作用解析等に基づく安定性や薬理作用予測、血中薬物の濃度と構造の評価、システム解析工学(PAT)、規格及び試験方法のための手法として期待されている。本シンポジウムでは、バイオ医薬品開発と評価に係わる産官学の先生方に、バイオ医薬品の特性解析、品質管理からバイオアナリシスまで、様々なステージにおける質量分析技術の応用例をご紹介いただく。QbDの実現を目指し、バイオ医薬品開発と製造における質量分析の現状と課題、及び展望について議論したい。
公募発表 なし
セッション記号 S2
セッション名 極微量同位体測定のための究極の高感度質量分析技術
オーガナイザー 角野浩史(東大)
開催主旨 質量分析は、最近では分子や原子一個が検出可能なほど高感度であり、同位体を明瞭に識別し精確に定量できるなど、他に代え難い利点を持つ。同位体(比)は、宇宙地球科学や環境科学、考古学はもとより、近年では食品の産地同定やオミクス研究にまで、有用なトレーサーとして幅広く用いられているが、限られた量の試料を分析対象とする場合、計数に伴う統計誤差を超えて有意な同位体比を得るために、試料中の同位体の総数のうち、どれだけ多くを検出できるかが鍵となる。これには試料からの目的元素・同位体の抽出率や、質量分析計のイオン化率・輸送効率・検出率・質量分解能、さらには試料外に由来するコンタミネーションの低減などが重要な要素となる。
本シンポジウムは、これらの要素を極限まで突き詰めた、最新の高感度同位体測定技術について理解を深めることを目的とする。様々な分野における最先端の話題を持ち寄ることが新たな展開につながると期待して、公募発表枠への積極的な応募を歓迎する。
公募発表 あり
セッション記号 S3
セッション名 イオン移動度、イオン化およびイオン分子反応の機構
オーガナイザー 野々瀬真司(横浜市大)
開催主旨 質量分析学には広範な応用分野を擁する。実用的な問題ばかりではなく、基本的な学術的課題も多数ある。それらの課題は、生体中における蛋白質のフォールディングあるいは蛋白質複合体の動的な挙動と密接に関わっている。気相イオン移動度法によって、蛋白質および蛋白質複合体など、ナノ物質の構造測定が可能となる。また、試料のイオン化に関与する課題として、ノイズ源の除去、イオン化が困難な物質群のイオン化効率の向上、あるいは蛋白質複合体のイオン化などが挙げられる。さらに、プロトン移動などのイオン分子反応の素過程について検討することによって、上記の諸課題に関する知見が得られる。本シンポジウムでは、試料分子のイオン移動度、イオン化およびイオン分子反応の機構に関する基礎的な課題について活発な議論ができることを期待する。
公募発表 なし
セッション記号 S4
セッション名 イメージング質量分析 ―無機と有機の融合による相乗効果―
オーガナイザー 平田岳史(京大)、新間秀一(国がん研、NCC-EPOC)
開催主旨 イメージング質量分析は、ラベル化無しで見えないものを見る技術として、タンパク質、生体代謝物、薬物動態の可視化などのライフサイエンス分野から、宇宙地球化学、材料科学、さらには食品科学分野へと、その応用の裾野が急速に広がりつつある。測定対象も、生体分子や機能性合成高分子などの有機物から、同位元素や金属原子などの無機物まで非常に幅広い。さらに近年、「生体試料中における金属原子の可視化」、「無機分析に用いられている高解像度イメージングの生体試料への適用」など、これまでの有機分析および無機分析の境界をこえる応用にも関心が高まっている。
一方で、各分野の測定対象に対し、測定に適した質量分析装置や試料作製手法は大きく異なり、これまでは有機・無機の研究者が独立に研究推進を図ってきた。イメージング質量分析における新たな潮流を継続的に生み出すためには、それぞれの分野で培われた技術および成果を発表し、それをもとに議論し、知識を共有する土壌を形成することが必要となっている。すなわち、分野間の知識循環を行うことにより、イメージング質量分析を用いた新たな成果が迅速にもたらされると期待できる。本シンポジウムが、この理念を実現する最初の一歩となれば幸いである。
公募発表 あり
セッション記号 S5
セッション名 可搬型質量分析計によるオンサイトマススペクトロメトリーの将来展望
オーガナイザー 豊田岐聡(阪大)
開催主旨 近年、医療や安全・安心、環境などの様々な分野において、「オンサイト(現場)」で質量分析を行うことに対するニーズが高まってきている。一方で、可搬可能な小型の質量分析装置や、オンサイト分析で有用となるイオン化法などの開発も進んできている。そこで本シンポジウムでは、オンサイトマススペクトロメトリーのための質量分析装置やイオン化法などの開発に関する現状と将来展望、およびニーズの面からみた現状、将来展望について討論し、オンサイトマススペクトロメトリーを実現・発展させるためには何が必要かについて考える場としたい。
公募発表 あり
セッション記号 S6
セッション名 質量分析が牽引するオミクス科学
オーガナイザー 石濱泰(京大)
開催主旨 ポストゲノム時代が叫ばれて久しいが、プロテオミクス、メタボロミクス、リピドミクス等々のオミクス研究においてはいまだに計測技術がボトルネックとなり、ゲノム規模での研究ができているとは言い難い。質量分析はオミクス科学の律速過程である計測において、現在最も有力な計測法であり、ゲノミクスにおけるNGSのような役割が期待されている。本シンポジウムでは、真のオミクス科学を実現するための質量分析の将来像を視野に入れつつ、現在、様々なオミクス分野で質量分析を駆使して御活躍の先生方に講演をいただき、次世代オミクス科学を牽引する質量分析のあるべき姿について議論したい。
公募発表 なし
セッション記号 S7
セッション名 薬物動態研究における質量分析の新展開
オーガナイザー 大川友之(塩野義製薬)
開催主旨 近年の質量分析装置とデータ解析ソフトの進歩に伴い、創薬過程で必要となる各種動態試験で要求されるニーズはある程度満たされており、候補化合物の動態プロファイルを明らかにするための定量分析(血漿中濃度)や定性分析(代謝物の構造解析)に関連する分析技術はかなり成熟している。しかしながら、従来質量分析法の適用が困難とされた分野、例えばマイクロドーズ試験の超高感度定量分析や高分子医薬品の分析など今後さらに技術革新を必要とする新たな質量分析のニーズが出てきている。そのような現状を踏まえ、本シンポジウムでは「薬物動態研究における質量分析の新展開」を考えたい。
公募発表 あり
セッション記号 S8
セッション名 工業材料の最新マススペクトロメトリー
オーガナイザー 佐藤浩昭(産総研)
開催主旨 新しい機能性工業材料の開発や品質管理において、質量分析法のニーズはますます高まっている。従来は、目的化合物の定量や構造確認の手段として質量分析が用いられてきたが、最近では、イメージング解析やMS/MSによる詳細な構造解析が行われるようになり、解析内容が高度化している。さらに、合成から製品化、分解までのライフサイクルを通じた材料の全体構造変化をマススペクトルで表現する試みもなされている。本シンポジウムでは、化学工業界で使用されている最新の質量分析技術を紹介しながら、工業材料分析における質量分析技術の将来を展望してみたい。
公募発表 あり

ワークショップ  >> プログラム詳細
セッション記号 W1
セッション名 フラグメンテーション ―反応機構と構造―
オーガナイザー 絹見朋也(産総研)
開催主旨 多くのフラグメンテーション法が開発され、特にISD、 ECD、 ETDなどラジカルを起点とするフラグメンテーションは生体高分子の構造解析に大きな役割を果たしている。ラジカルを起点とする反応機構はEIのフラグメンテーションと類似し、体系的な理解が進みつつある。一方、高エネルギーCIDなど古くから知られているフラグメンテーションの重要性も増しており、ユーザーサイドでは選択肢が増えたため、何ができるか、どこまで構造情報が得られるかが関心となろう。 偶数電子イオンのフラグメンテーション(CID、 ISD、 ECD、 ETDなど)を話題の中心として、フラグメンテーションの反応機構と構造、および構造とMS/MSデータをつなぐベータベースについて議論する。最新の成果のみにこだわらず、化学の目で見たフラグメンテーションの全体像を俯瞰できるセッションとして、幅広な議論、理解を期待したい。
公募発表 なし
セッション記号 W2
セッション名 分離とイオン化を語る ―Towards a happy marriage―
オーガナイザー 本山晃(資生堂)
開催主旨 「イオン化」は質量分析において必要不可欠なプロセスであるが、我々は果たしてどこまで理解できているのだろうか?クロマトグラフィーなどの「分離」は、混合物に弱い「イオン化」の弱点を補い質量分析の応用力を高める重要なパートナーであるが、これについても同様である。ESIやMALDIの発明とLC/MSの汎用化で質量分析の応用範囲は飛躍的に広がり、誰でも簡単にデータがとれるようになった。一方で、「分離」や「イオン化」について真剣に考える機会が減り、両者を組み合わせて最適化する能力や革新的な技術を開発する地力が落ちてきていないだろうか?本ワークショップでは、「分離」及び「イオン化」の論客を迎え本質に立ち返りつつ、質量分析の潜在力を最大限に発揮させるための方策や未来の質量分析について語り合います。
公募発表 なし
セッション記号 W3
セッション名 同位体効果研究と同位体比測定
オーガナイザー 野村雅夫(東工大)
開催主旨 質量分析計で同位体比を測定する場合、その測定値には、装置に固有あるいは系統的なバイアスが観測される。このバイアスは同位体効果によって説明されることが多い。では、同位体効果とは何か?また、どのようにして同位体比を測定しているのかを紹介し、課題について議論する。また、2つ以上の同位体を持った元素が、化学反応あるいは異なる化学種が共存している場合、同位体効果が存在する。同位体効果の大きさは、同位体分子の振動エネルギーの差によって表されていたが、フィールドシフトの項が導入されて、質量に依存しない同位体効果が観測される報告が多くなり、最近の研究について紹介し、化学的な同位体分別についても議論する。さらに、分子の回転周期差を利用した新しい同位体分離法や、同位体そのものを利用した新しい物質を創生するなどの材料開発の一例を紹介し、今後の同位体効果の研究について討論をする。
公募発表 なし

一般口頭発表
第1日目  9月10日(火)のプログラム詳細
第2日目  9月11日(水)のプログラム詳細
第3日目  9月12日(木)のプログラム詳細

ポスター発表
第1日目  9月10日(火)のプログラム詳細
第2日目  9月11日(水)のプログラム詳細
第3日目  9月12日(木)のプログラム詳細


討論会タイムテーブル
討論会タイムテーブル(PDFファイル、「Adobe Reader」が必要です)


会場内フロアマップ
会場内フロアマップ(PDFファイル、「Adobe Reader」が必要です)




  (演題・時間・会場は変更になる可能性があります。)

Copyright (C) 1998 - 2014 The Mass Spectrometry Society of Japan