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第68回イオン反応研究会/第157回質量分析関西談話会/第6回イオン移動度研究会 合同研究会

イオン移動度の最前線

会期:
2017年 4月 23日(日)
会場:
国立大学法人 奈良女子大学 (奈良市北魚屋西町)
研究会会場:総合研究棟(文学部N棟)2階N202、N201
懇親会会場:総合研究棟(文学部S棟)1階S棟ラウンジ
主題:
イオン移動度研究会/日本質量分析学会イオン反応研究部会・関西談話会
日本質量分析学会前会長 荒川隆一先生の最終講義記念の研究会が、イオン反応研究部会、関西談話会、イオン移動度研究会の共同主催で開催された。質量分析、イオン反応、イオン移動度の話題で活発な議論が行われた。まず、奈良女子大学久慈 誠 准教授より、衛星観測による大気微粒子の計測方法や観測結果について特別講演があった。続いて荒川研究室出身の渡辺健宏氏(サントリー生有研)の講演の後、荒川隆一先生による最終講義「イオン化をちょっと工夫してMSイメージング」があった。記念館(国の重要文化財)の前で記念撮影の後、午後から、軟X線源を利用したイオン移動度スペクトロメトリーの新しいイオン源の開発、イオン移動度質量分析法をネオニコチノイド系農薬の環境変化体の探索への応用的研究が講演された。各社10分間の企業セッションの後、90分間の17件のポスター発表、企業展示、竹内研究室見学が行われた。研究会後、懇親会も行われ活発な議論や意見交換が行われた。写真参照下さい。
参加人数:
80名、懇親会参加人数50名、企業展示5社
研究会参加費:
無料、懇親会参加費:2,000円
問合せ先:
竹内孝江(奈良女子大学)
E-mail: takeuchi_t[_a_]cc.nara-wu.ac.jp ( [_a_]を@にかえて送信下さい)
プログラム:
9:45
開会挨拶
9:50-10:15
久慈 誠
(奈良女子大学理学部) (特別講演)
「リモートセンシングによる大気微粒子の観測」
10:15-10:55
渡辺 健宏
(サントリー生命科学財団 生物有機科学研究所)(招待講演)
「フラボノール配糖体負イオンのイオンモビリティーMS分離」
11:00-12:00
荒川 隆一
(関西大学 名誉教授)(関西大学定年退職記念 最終講義)(招待講演)
「イオン化をちょっと工夫してMSイメージング」
<合同研究会記念撮影> 研究会参加者全員の集合写真を撮影しますのでご協力ください。
<昼食>
 
13:30-14:10
松谷 貴臣
(近畿大学・理工学部 電気電子工学科)(招待講演)
「イオンモビリティスペクトロメータ用カスケード増強型同軸円筒イオン化チャンバの開発 ~ 軟X線源の利用 ~」
14:10-14:50
高梨 啓和 および上田 岳彦
(鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系 化学生命・化学工学専攻)(招待講演)
「ネオニコチノイド系農薬の環境変化体の探索とその生態影響の調査イオン移動度質量分析法によるアプローチ」
14:55-15:45
企業製品紹介 各社10分(順不同)
ブルカー・ダルトニクス株式会社 瀧浪 欣彦
 「超高分解能イオンモビリティーQTOFのご紹介」
日本ウォーターズ株式会社日本ウォーターズ株式会社 寺崎 真樹
 「イオン移動度を活用した分解能200万の質量分析計 Vion IMS Qtof」
島津製作所 渡辺 淳
 「LC/MS/MSを用いたオミクス新技術ご紹介」
株式会社エービー・サイエックス 芋生進也
 「ルーチン分析に向け開発されたQTOFが出来る事」
丸菱実業株式会社 鵜澤義雄
 「丸菱実業会社案内とセール情報」
16:00-17:30
ポスター発表・企業展示・研究室見学会
ポスター発表
 
P01  
トラップ型気相移動度測定装置を用いたグラフェン量子ドットの単粒子観測
(東邦大院理) ○星野裕大, 森田博暉, 陣内涼太, 菅井俊樹
P02  
多段トラップ型気相移動度測定システムの開発と荷電粒子の分離と保持
(東邦大理) 椎野恭平, 陣内涼太, 〇菅井俊樹
P03  
イオントラップ/イオン移動度質量分析装置を用いたフラグメントイオンの構造解析
(大阪府立大学) ○岩本賢一, 土屋雅俊, 中西利基
P04  
低温孤立状態におけるトリプトファンと糖のキラル認識と光化学反応
(阪府大院理) 〇NGUYEN DOAN THUC, 藤原亮正
P05  
気相中のミュオン移動度測定のための装置開発
(高エネルギー加速器研究機構) ○的場史朗, 小嶋健児, 李 華, 河村成肇
P06  
ナノ炭素クラスターイオンの構造:移動度質量分析法による研究
(東北大院理 化学専攻) 森山遼一, Jenna W. J. WU, 中野元善, 大下慶次郎, ○美齊津文典
P07  
イオン移動度質量分析法を用いた酸化ニッケルクラスター負イオンの構造とCO分子との反応性の研究
(東北大院理) 東 将平, 森山 遼一, 中野 元善, 〇大下 慶次郎, 美齊津 文典
P08  
分子イオンの構造解析を目的とした低温イオン移動度質量分析装置の製作
(東北大院理) 〇大下 慶次郎, 西 結人, 矢部 謙太, 美齊津 文典
P09  
FAIMSによる大気クラスターイオンの分離特性
(高知高専ソーシャルデザイン工学科) 〇長門研吉
PM10 
高速原子衝撃質量分析によるエナンチオ選択的錯形成系の錯安定度定数決定
(大阪産業技術研究所1, 大阪大学産業科学研究所2, 関西大学3) ○靜間基博1,    佐藤博文1, 松崎剛2, 朝野芳織2, 川崎英也3, 川野真太郎1, 鈴木健之2, 荒川隆一3,   小野大助1
PM11 
気相ラジカル種を用いたタンデム質量分析法(HAD-MS/MS)の開発
(島津製作所1, 同志社大学2) ○高橋秀典1, 関谷禎規1, 岩本慎一1, 和田元2, 田中耕一1
PM12 
糖鎖 MS/MSフラグメンテーショにおけるN-アセチル基の影響
(サントリー生命科学財団1, 阪府大理2) ○山垣 亮1, 牧野泰士2
PM13 
土壌由来真菌の揮発性代謝物質のリアルタイム・モニタリング P. paneum, F. solani, A. fumigatusおよびA. nidulans
(奈良女子大院1, サントリー生有研2, エーエムアール3 ) ○田中友理1, 山垣 亮2, 坂倉幹始3, 竹内 孝江1
PM14 
セスキテルペン生成関連遺伝子 ノックアウト真菌Aspergillus nidulansの揮発性代謝物質の解析
(奈良女大院1, 奈良女大理2, 名大院医3)〇加太千晶1, 木村知子2, 紅 朋浩3, 竹内孝江1,2
PM15 
グルタチオンエチルエステル及びその安定同位体ラベル化合物を用いたLC/MSによる反応性代謝物の解析
(和光純薬工業) ○黒野 定, 山田裕子
P16  
糖ペプチドのイオンモビリティー質量分析法
(大阪母子センター1, 奈良女大理2, 理研3, 日本ウォーターズ4)
〇田尻道子1, 竹内孝江2, 本郷やよい3, 中村健道3, 廣瀬賢治4, 和田芳直1
PM17 
SALDI と誘導体化によるステロイドホルモンのイオン化法の改良と質量分析 イメージングへの応用
(奈良県立医科大学1, 京都大学2, 岐阜大学3, 茨城県立医療大学4, 神戸大学5, 大阪教育大学6, 関西大学7, 横浜国立大学8)〇秦野 修1, 磯崎勝弘2, 竹森 洋3, 大西 健4, 岩崎哲史5, 片桐昌直6, 川崎英也7, 一柳優子8, 荒川隆一7
17:30-19:30
懇親会(場所:文学部S棟1階ラウンジ)