日本質量分析学会 第66回質量分析総合討論会

プログラム

オーラルセッション

セッション概要
■セッション番号
1A-O1-M(日本語セッション)
■セッション名
トランスオミクス研究におけるプロテオミクス・メタボロミクスの最新動向と今後の課題1
■オーガナイザー
馬場健史(九大)/松田史生(阪大)
■開催趣旨
近年の科学技術の進歩により、遺伝情報を担うゲノム、それを制御するエピゲノム、中間産物であるトランスクリプトーム、実際の生命活動を担うプロテオーム、さらにその代謝物であるメタボロームの分子情報を網羅的に取得・解析することが可能になった。さらに、それらの多階層オームデータの統合解析(トランスオミクス)を行うことにより、単層オミクスでは明らかにすることができなかった複雑な生命現象を理解できるのではないかとの期待が高まっている。しかし、それら多階層の分子情報を整理し、統合的に活用する試みは始まったばかりで、計測技術開発による測定対象の拡大、定量データ取得、大量データの処理、統合、解読など様々な取り組みが必要とされている。
本セッションでは、トランスオミクス研究の現状を理解するとともに、今後トランスオミクス研究において必要とされるプロテオミクス、メタボロミクスの技術やその課題などを議論したい。
■キーワード
trans-omics, metabolomics, metabolome, proteomics, proteome, omics
■セッション番号
1A-O2-M(日本語セッション)
■セッション名
トランスオミクス研究におけるプロテオミクス・メタボロミクスの最新動向と今後の課題2
■オーガナイザー
松田史生(阪大)/馬場健史(九大)
■開催趣旨
近年の科学技術の進歩により、遺伝情報を担うゲノム、それを制御するエピゲノム、中間産物であるトランスクリプトーム、実際の生命活動を担うプロテオーム、さらにその代謝物であるメタボロームの分子情報を網羅的に取得・解析することが可能になった。さらに、それらの多階層オームデータの統合解析(トランスオミクス)を行うことにより、単層オミクスでは明らかにすることができなかった複雑な生命現象を理解できるのではないかとの期待が高まっている。しかし、それら多階層の分子情報を整理し、統合的に活用する試みは始まったばかりで、計測技術開発による測定対象の拡大、定量データ取得、大量データの処理、統合、解読など様々な取り組みが必要とされている。
本セッションでは、トランスオミクス研究の現状を理解するとともに、今後トランスオミクス研究において必要とされるプロテオミクス、メタボロミクスの技術やその課題などを議論したい。
■キーワード
trans-omics, metabolomics, metabolome, proteomics, proteome, omics
■セッション番号
1B-O1-M(日本語セッション)
■セッション名
食品の安全性と機能性のエビデンス-質量分析の役割
■オーガナイザー
山本敦史(鳥取環境大)/南谷臣昭(岐阜県保健環境研)
■開催趣旨
食生活は社会環境の変化に伴い、大きく変化している。外食産業は著しく発達し、食品加工製造、流通は高度化・多様化した。また、健康への意識の高まりから健康効果を暗示させる食品も多く目にするようになった。消費者の食品の安全性や機能性についての関心は高いものの、十分な情報に接することができるケースはまだ稀である。質量分析は安全性や機能性、判別のエビデンスを示すためにも今も多く用いられており、今後もその役割は大きくなるであろう。本セッションでは、安全性等の確保のために現時点の問題となっていることを整理し、今後期待される質量分析についても議論したい。
■キーワード
Pesticide residue, health food, natural toxin, multiresidue analysis
■セッション番号
1B-O2-M(日本語セッション)
■セッション名
「LC/MS の基礎と実際」-大気圧イオン源からのイオン導入系の実際-
■オーガナイザー
福田宏之(アジレント)/瀧浪欣彦(ブルカー)
■開催趣旨
企業プログラムWG では、その活動の一環としてWGの立場から総合討論会の価値を高めることに貢献するために、基礎的事項にフォーカスした内容にてワークショップを実施している。質量分析計の利用範囲は多方面に拡大しており、使用者のバックグラウンドが理工学以外に広くなったため、装置を良い状態に維持出来ないほか、得られた結果を正しく評価出来ないケースが増えている。従来の質量分析の研究者が何を意識して装置を使用し、データを見ているのかを伝え、より身近な装置とする必要がある。過去2回の企画では、マトリクス効果および質量分離機構とMS/MS分析にフォーカスした。今回の企画では、大気圧イオン源からのイオン導入系の実際と題して解説する。イオン導入部の機能は、脱溶媒の効率化、イオンの収束およびBack Ground低減である。各メーカーが採用しているイオン導入部の方式および特徴について各メーカーによる解説を行う。また、まとめとして各社の方式比較をもとに分かりやすく解説する。
■キーワード
LC/MS, Desolvation, Ion focusing, Back ground noise reduction, MSSJ CPWG
■セッション番号
1C-O1-M(日本語セッション)
■セッション名
質量とは?
■オーガナイザー
高尾敏文(阪大)/豊田岐聡(阪大)
■基調講演
橋本幸士(阪大)
■開催趣旨
このセッションでは、“質量”について、その本質や観測技術、そして観測対象から何が見え、わかるのかを討論してみたい。物質の基本単位とされている量子の世界からみた質量について、大阪大学理学研究科物理学専攻の橋本幸士教授にわかりやすく解説していただき、そして、新しい観測・測定法やそれから見えてくる様々な事象での発見について紹介したい。質量分析を通じ、日常的に測定している”質量“について、もう一度その本質と広がる世界を予感できるセッションとしたい。
■キーワード
mass, new techniques, quantum
■セッション番号
1C-O2-M(日本語セッション)
■セッション名
イオン化とイオン反応が拓く質量分析
■オーガナイザー
大塚洋一(阪大)/関本奏子(横浜市大)
■基調講演
江波進一(国立環境研)
■開催趣旨
多岐にわたる分野において、質量分析で得られる情報の高度化への期待は大きい。近年のオンサイトMSやダイレクトMSなどを初めとする、新しいイオン化やイオン反応の進展は、新たな科学的発見と応用展開への扉を開くことが期待される。本セッションでは、新しいイオン化とイオン反応に関連する、基礎研究と応用研究の発表を広く募集する。イオン生成や化学反応を中心とした研究(特徴、課題、解決策など)を討論し、質量分析におけるイオン化・イオン反応領域の将来展望を考える場としたい。
■セッション番号
2B-O1-P(英語セッション)
■セッション名
農学プロテオーム研究の最前線
■オーガナイザー
小松節子(筑波大)/梅澤泰史(東京農工大)
■依頼講演
Jianke Li(Inst Apicultural Res, CAAS, China)
■開催趣旨
急速な経済成長により食の安全は主要な懸念になった。人口増加によって、入手可能な価格でより多くの食物を得ることが、いっそう重要になると考えられる。この挑戦は、農業の生産を増大させて、環境の変動に対処するために、統合されたアプローチを必要とする。プロテオミクスを含むオミクス解析技術は、増加する食糧需要に対処するために重要な役割を果たすことができる。プロテオミクスの進展により、研究者は生命現象に関わる多くのタンパク質群を同定することが可能になった。この可能性は栄養価のみならず収量増加につながる知見を得ることができるために、農学分野でも重要である。農学プロテオミクスを促進するために技術開発がなされている。このセッションは、作物、食物、昆虫、微生物、動物等を網羅する農学分野におけるプロテオミクス研究のみならずオミクス全般を網羅する。さらに、これらの技術がシステム生物学にどのように寄与するかを討議する。
■キーワード
omics, proteome, agriculture, crop science, system biology
■セッション番号
2B-O2-M(日本語セッション)
■セッション名
天然物化学における質量分析の活用
■オーガナイザー
宮下正弘(京大)/謝 肖男(宇都宮大)
■基調講演
謝 肖男(宇都宮大)
■開催趣旨
生物由来の天然化合物はユニークな活性や構造をもつものが多く、医農薬のリード化合物として貴重な存在である。その構造決定や定量はその機能を明らかにする上で欠かすことのできない実験である。このような天然化合物の分析においては、質量分析計が重要な役割を果たしてきたが、構造解析などの定性的分析ではNMRなどの他の手法に主役の座を奪われている場面も多くなっている。しかしながら、質量分析計によってのみ成し遂げることのできる研究もまだまだ多く、さらなる技術・手法の発展が期待されている。本セッションでは、様々な生物のもつ天然化合物の定性的・定量的分析において、質量分析計を有効に活用した最新の研究発表を広く募集する。さらに、この分野の研究の進展に寄与する新たな技術・手法の開発についても議論したい。
■キーワード
natural product, bioactive component, structural analysis, quantitation
■セッション番号
2B-O3-M(日本語セッション)
■セッション名
MSSJ若手研究者特別セッション1
■オーガナイザー
河井洋輔(阪大)
■開催趣旨
近年、質量分析の応用範囲は拡大の一途であり、各分野を支える若手研究者の活躍がますます期待されます。その反面、分野の細分化により異分野の研究に接する機会は減少していく一方です。本セッションでは、総合討論会という幅広い分野の研究者が一堂に会する貴重な機会を利用し、領域の垣根を越えて若手研究者が発表する場となることを目的としています。質量分析に関する研究なら何でも、まとまった成果でなくても構いません。学部学生や大学院生の皆様も是非、この機会を利用して、ご自身の研究内容について発表してみませんか?質量分析の明日を担う皆様のご参加をお待ちしています。
■キーワード
young scientists, mass spectrometry
■セッション番号
2C-O2-M(日本語セッション)
■セッション名
ターゲットドリブンな装置開発における技術発展
■オーガナイザー
青木順(阪大)/横田勝一郎(阪大)
■開催趣旨
質量分析は多くの分野で活用されており、現在でもその波及する範囲は広がりを見せている。一方で、その根幹となる質量分析装置の開発は、近年では大きな革新が見られなくなっている。しかし、汎用機ではなく特殊な環境や新規の分野など用途を先鋭化した装置開発の現場では、要求に合わせて様々な技術の開発が進んでいる。本セッションでは、このようなターゲットドリブン型の先端的な開発現場で発展している技術に焦点を当て、その応用から広がる将来性について議論する場としたい。
■セッション番号
2C-O3-M(英語セッション)
■セッション名
イメージング質量分析の潮流:今、我々がみえるもの
■オーガナイザー
新間秀一(阪大)/財満信宏(近大)
■開催趣旨
これまでイメージング質量分析ではリン脂質のみならず様々な代謝物や薬物等の可視化に成功してきた。この流れは質量分析計や解析ソフトウェアの性能向上やのもさることながら、試料前処理法の工夫も大きく貢献していると考えられる。本セッションでは、現在のイメージング質量分析の最先端がどうなっているのかという情報をシェアし、今後のイメージング質量分析の目指す方向性について議論を行いたいと考えている。発表対象は医薬のみならず、植物科学や食品についても取り上げたい。なお、本セッションは英語にて行われるため、すべての講演者は英語での口頭発表をお願いしたい。
■キーワード
sample preparation, clinical applications, plant application, food application
■セッション番号
3A-O1-P(英語セッション)
■セッション名
質量分析計によるプロテオーム解析技術
■オーガナイザー
松本雅記(九大)/大槻純男(熊本大)
■基調講演
大槻純男(熊本大)
■開催趣旨
質量分析計を基盤とするプロテオミクスは医学・生物学領域において欠かすことができない技術となっている。様々な生化学的手法の発展と質量分析技術の成熟によって、プロテオームに関する網羅的、定量的、機能的な情報の取得が実現できる。本セッションではプロテオミクスにおける新技術開発とその応用に着目し、これらの先端的技術がいかに医学・生物学領域において重要かつ新たな知見を与えるかを議論したい。
■キーワード
Proteomics, Proteome, Quantification, Technology,
■セッション番号
3B-O1-M(日本語セッション)
■セッション名
MSSJ若手研究者特別セッション2
■オーガナイザー
宮永之寛(阪大)
■開催趣旨
近年、質量分析の応用範囲は拡大の一途であり、各分野を支える若手研究者の活躍がますます期待されます。その反面、分野の細分化により異分野の研究に接する機会は減少していく一方です。本セッションでは、総合討論会という幅広い分野の研究者が一堂に会する貴重な機会を利用し、領域の垣根を越えて若手研究者が発表する場となることを目的としています。質量分析に関する研究なら何でも、まとまった成果でなくても構いません。学部学生や大学院生の皆様も是非、この機会を利用して、ご自身の研究内容について発表してみませんか?質量分析の明日を担う皆様のご参加をお待ちしています。
■キーワード
young scientists, mass spectrometry
■セッション番号
3B-O2-M(日本語セッション)
■セッション名
工業材料のソリューションを担う質量分析
■オーガナイザー
川﨑英也(関西大)/柿内俊文(AGC旭硝子)
■開催趣旨
工業材料は、高分子(プラスチック)などの有機材料や、無機材料と複合化した有機無機ハイブリッド材料など多種多様である。近年、国際的な競争力を高める必要性から、工業材料に高付加価を付与することが強く求められている。一方、材料に使用できる化学物質の規制に対する要求も厳しさを増している。このような状況の中、目的成分の質量情報や含有量情報を得ることができる質量分析への期待は大きい。本セッションでは、工業材料について、前処理/クロマトグラフィー、イオン化、高分解能MS、イメージングMS,多成分データ解析等について、御発表を頂きたい。工業材料の質量分析の現状と将来展望を考える場としたい。
■キーワード
Industrial materials, polymer, structural analysis
■セッション番号
3B-O3-M(日本語セッション)
■セッション名
環境分析における質量分析の利用と期待
■オーガナイザー
高梨啓和(鹿児島大)/鈴木 茂(中部大)
■依頼講演
門上希和夫(北九州市大)
■開催趣旨
環境汚染実態の把握や環境保全技術の開発においては、複雑な夾雑物の中に含まれる微量汚染物質の定量や多成分同時定量が求められる。また、環境中の未知汚染物質の探索研究や網羅的な分析においては、分子式推定、構造推定、データベースマッチングなどが求められる。これらの研究には、分離を伴う高感度分析である質量分析が有効であり、環境化学・環境工学の分野で普及が進んでいる。しかし、日常業務への質量分析の普及は進んだものの、研究開発における普及にはさらなる情報発信が必要と考えられる。 そこで本セッションでは、研究開発へ質量分析の応用事例の情報共有を図りたい。また、公定法における質量分析の役割と期待、未規制物質を含めた多成分同時定量に向けての質量分析の役割と期待について討論したい。
■キーワード
simultaneous determination, non-targeted analysis, database matching, unknown elucidation
■セッション番号
3C-O1-M(日本語セッション)
■セッション名
高性能質量分析による臨床における生体分子解析への新たな挑戦
■オーガナイザー
眞野成康(東北大)/中西豊文(大阪医科大)
■基調講演
中西豊文(大阪医科大)
■開催趣旨
医療は急速に進歩している。超高齢社会である我が国では、予防医学や先制医療などに期待が集まるが、それらの実現には早期発見、早期診断が果たす役割は大きい。そればかりか、ビッグデータの蓄積と解析技術の向上によって、がん領域では患者ごとのゲノム情報に基づいたプレシジョン・メディシンによる究極の個別化医療が保険適用されようとしている。装置の性能の向上に伴って質量分析がバイオ関連分野で汎用されているが、近年では医薬品開発や生化学研究のみならず、実臨床の様々な場面で高性能質量分析が活躍している。特にオミクス技術の発展と相俟って化学診断や病理診断領域における貢献が大きいうえ、薬物や内因性生理活性分子の精密解析による個別化医療支援の観点でも、大きな役割を果たしている。本セッションでは、臨床で活躍する質量分析の現状と今後の展望について議論したい。
■キーワード
clinical, diagnosis, imaging, medical, -omics
■セッション番号
3C-O2-M(日本語セッション)
■セッション名
同位体比で拓く宇宙・地球科学の最前線
■オーガナイザー
寺田健太郎(阪大)/谷水雅治(関学)
■基調講演
横田勝一郎(阪大)
■開催趣旨
太陽系/地球の物質は、驚くほどに同位体比がよく似ています。この特徴を利用して、同位体比のわずかな違い(0.01-0.1%)を検出することで、物質の起源や年代情報、経験した物理・化学過程(蒸発・凝縮、拡散など)を紐解くことができます。本セッションでは、「同位体で拓く宇宙・地球・環境科学の最前線」と題し、【同位体】をトレーサーとした最新の研究成果の講演を募ります。地球型惑星の起源と進化、および現在、地球表層環境で起こっているプロセスについて、相互理解を深めたいと思います。皆様の奮ってのご参加をお待ちしています。
■セッション番号
3C-O3-M(日本語セッション)
■セッション名
加速器質量分析によるフェムト同位体環境動態学の創成
■オーガナイザー
松崎浩之(東大)
■開催趣旨
フェムト同位体とは,安定同位体との同位体比がフェムトレベル(1E-15)に至る希少な核種であり,自然環境では,主に宇宙線相互作用によって生成し,環境変動を記録する重要な指標となる.また,1950年代以降は,人為的な核反応によって生成され,環境中に人間活動の記録を残し始めている.本セッションでは,まず,フェムト同位体を解析するために現在もっとも強力な分析ツールである加速器質量分析の技術的可能性を展望する.次に,環境中のアーカイブから,過去から現在に至るフェムト同位体の記録を高精度に解読することによって,人類が地球環境に与えた影響を浮き彫りにし,未来への指針を得る.
■キーワード
Accelerator Mass Spectrometry, femto-level isotopes, environmental dynamics
■セッション番号
4A-O1-P(英語セッション)
■セッション名
翻訳後修飾プロテオミクス・機能プロテオミクス
■オーガナイザー
足立淳(医薬基盤・健康・栄養研究所)/久保田 一石(第一三共RDノバーレ)
■開催趣旨
近年プロテオミクス手法は多様化し、サンプル調製から計測、データ検索、インフォマティクス解析まで様々な手法が開発され、リン酸化をはじめとする翻訳後修飾の大規模解析もより身近になりつつある。翻訳後修飾プロテオミクスにおいても、様々な修飾の存在が明らかになり、一度に多くの修飾を質量分析によって定量することも可能になってきた。しかし、翻訳後修飾の機能については、大半の修飾部位の機能は未知のままであり、大規模なプロテオーム定量データから細胞内での機能を読み解くことは容易ではないのが現状である。 本セッションでは、各種翻訳後修飾プロテオミクス、活性、局在、薬剤標的等の機能プロテオミクスに焦点を絞り、細胞の機能を制御する仕組みをより深く理解するためのアプローチ、具体的には、質量分析技術の他、サンプル調製技術、定量技術、データ解析手法などに関わる研究を幅広く募集し、最新の知見を共有するとともに、今後の展望についても議論したい。
■キーワード
post-translational modification, protein activity, localization, drug target
■セッション番号
4A-O2-P(英語セッション)
■セッション名
知っておきたい重要なこと:疾患プロテオミクスの最新情報と将来性について
■オーガナイザー
近藤格(国立がん研究センター)
■基調講演
Terence C.W. POON(Faculty of Health Sciences University of Macau)
■開催趣旨
本セッションは、疾患プロテオミクスの最近の進展と将来性をご理解していただくために企画しました。多くの臨床的な課題が科学の進歩によって解決されることが期待されています。疾患プロテオミクスにおいては、バイオマーカーの開発や治療標的の探索が試みられ、多くの成果が得られました。応用研究だけでなく基本的な技術開発も必要です。プロテオミクスは、タンパク質の複雑な事象(発現、修飾、活性、相互作用、局在)を研究対象にすることから、単一の技術で全てを解決することはできず複数の技術を組み合わせて使用することが求められます。その意味では、疾患プロテオミクスでは学際的な研究が必要です。さまざまな背景をもつ研究者が共通の目標に向かい、意見や経験を共有し、意思疎通を図ることで研究を推進できるでしょう。本セッションでは研究のいろいろな視点をもつ研究者が集い、最新の成果を発表します。新しい技術開発から、医学的な課題への応用まで、さまざまな話題が提供されるでしょう。このセッションを通じて、疾患プロテオミクスの最新の進歩と将来性をご理解いただけることを期待しています。
■キーワード
Disease, sarcoma, lung cancer, prevention, diagnosis, treatment, biomarker, informatics, patient-derived cancer model
■セッション番号
4B-O1-P(英語セッション)
■セッション名
JPrOS若手研究者特別セッション2
■オーガナイザー
阿部雄一(医薬基盤・健康・栄養研究所)
■開催趣旨
プロテオーム分野の発展は近年著しく、Human Proteome MapやClinical proteome tumor Analysis Consortiumといったヒトを対象とする大規模プロテオーム解析が進行している。、これら急速に整備されつつあるビッグデータの拡充によりプロテオーム解析の応用範囲はますます拡大していくことが期待される。プロテオーム分野の更なる発展に向けて、若手研究者の成長・活躍が必須である。
一方では各分野の専門化によって、様々な研究背景を持つ研究者間で創造的な討論を行う機会は減少していると言える。そのため本セッションでは、領域の垣根を越え集まった若手研究者達が、自由な雰囲気の元で研究発表・討論を行う機会を提供する。少しでもプロテオーム研究に関連があればテーマは自由です。学部学生や大学院生の皆様も含め、奮ってご参加下さい!また、エキスパートの先生方による聴衆者席からの刺激的なツッコミもお待ちしております。
■キーワード
young scientist, proteomics
■セッション番号
4B-O2-P(英語セッション)
■セッション名
プロテオミクスによる細胞内ネットワーク解析
■オーガナイザー
杉山直幸(京大)/太田信哉(高知大)
■開催趣旨
プロテオーム解析による大規模なタンパク質の発現プロファイルや翻訳後修飾情報の取得により、細胞内の様々なイベントに関する分子メカニズムが、現在解き明かされつつある。本セッションではプロテオーム解析を用いた、シグナル伝達、代謝、転写調節といった細胞内の分子ネットワークの解明に関する最新の研究を幅広く議論する。広範かつ詳細な分子ネットワーク全体像を捉えるための、試料調製法や測定技術の開発、改良、その他の分子生物学、生化学的手法との併用といったwetな内容だけではなく、測定結果の解析によって得られた膨大な量のプロテオームデータから有用な情報を効率よく抽出するためのデータマイニング、データベースの活用など、dryな内容も含めて、横断的な研究者の参加を期待したい。
■キーワード
signal transduction, metabolism, post-translational modification, transcriptional regulation, proteomics, systems biology
■セッション番号
4C-O1-P(英語セッション)
■セッション名
抗体医薬の創製とその品質評価における質量分析の役割
■オーガナイザー
鎌田春彦(医薬基盤・健康・栄養研究所)/内山 進(阪大)
■依頼講演
藤井郁雄(大府大)
■開催趣旨
抗体等のタンパク質を活用したバイオ医薬品の開発が近年大きな進展を遂げている。特に、イムノグロブリンをそのまま用いた第一世代の抗体医薬から、様々なフォーマットを持つ抗体誘導体を用いた次世代の抗体医薬まで、多くの抗体が開発されている。これらの抗体医薬の開発において質量分析は大きな役割を担っており、プロテオーム解析による創薬ターゲットの同定から、抗体の構造解析、さらにその品質評価まで、様々な形で利用されている。本セッションでは、診断や治療に利用される抗体開発における最新の研究について理解を深めるとともに、これらを医薬品として展開する際の、質量分析の持つ有用性について議論したい。
■キーワード
Antibody, target discovery, structural analysis, proteome, quality evaluation, protein engineering
■セッション番号
4C-O2-P(英語セッション)
■セッション名
情報科学から迫る質量分析・オミクスの世界
■オーガナイザー
奥田修二郎(新潟大)/吉沢明康(京大)
■基調講演
田中利幸(京大)
■開催趣旨
近年の質量分析法による測定技術の発展により、生物試料の計測規模はますます大規模かつ高精度になりつつある。質量分析計による測定は広く普及し、プロテオーム以外にもメタボロームやグライコームなど多方面のオミクス領域で利用され、現在では質量分析計を用いないオミクス研究は考えられなくなっている。またオミクス研究は元来、実験が欠けてもインフォマティクスによるデータ処理が欠けても成立しないが、それに加えて最終的に得られる大量の情報を統合的に解析するためにも計算機を駆使する必要があり、そのためにインフォマティクスによる解析がこれらの分野には必須となっている。そこで、プロテオーム・メタボロームをはじめとした質量分析データのインフォマティクスによる解析、及びその基礎となる情報科学からのアプローチについて、既存のデータ解析の枠に留まらない多角的な議論の場を設けたいと考え、本セッションを企画した。
■キーワード
informatics, omics, proteome, metabolome

合同大会タイムテーブル

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