日本質量分析学会 第67回質量分析総合討論会

ベストプレゼンテーション賞受賞者

第67回質量分析総合討論会討論会では、若手の奨励を期し、ベストプレゼンテーション賞の表彰を行いました。発表申込み時に本賞審査対象となることを希望された口頭発表20件、ポスター発表25件について、実行委員が委嘱した審査員63名(日本質量分析学会新旧理事、セッションオーガナイザー、討論会特別講演・基調講演者)による厳正なる審査を行い、口頭およびポスター発表の各部門の最優秀賞を各1件、ならびに口頭発表部門の優秀賞1件、ポスター発表部門の優秀賞2件を決定いたしました。

最優秀賞

口頭発表部門
2E-O1-1050 三谷直也(京都大学大学院農学研究科)
「ヤエヤマサソリ毒液に含まれる新規ホスホリパーゼA2の成熟型構造の決定」
ポスター発表部門
2P-02 藤島志穂(横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科)
「大気圧プラズマ中に発生する負イオンH4O-の生成機構」

優秀賞

口頭発表部門
3B-O1-1050 田中佑樹(千葉大学大学院薬学研究院)
「安定同位体メタロミクス−精密同位体比測定と元素代謝指標としての活用−」
ポスター発表部門
2P-15 石塚 圭(AGC株式会社)
「LC/Orbitrap MSとKendrick mass defectプロット法を組み合わせた高分子量ポリオールの末端構造解析」
3P-09 宮﨑 舜(東北大学大学院理学研究科)
「低温イオン移動度質量分析計を用いたプロトン付加ベンゾカイン分子イオンの異性体分離」

受賞された皆様に心よりお祝い申し上げますとともに、惜しくも受賞に至らなかった方々を含め、若手の皆様の、今後のさらなる研究のご発展を祈念いたします。 また、お忙しい中、審査にご協力くださいました先生方に、この場を借りて篤くお礼申し上げます。

BP賞表彰式

賞の詳細

第67回質量分析総合討論会ベストプレゼンテーション賞
第67回質量分析総合討論会(2019つくば)において、研究の質、およびプレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する評価基準に照らし合わせ、優れていると判断された演題の主たる発表者に与えられる賞
  • 口頭発表およびポスター発表の各部門において、それぞれの発表形式で審査を行います。各部門でそれぞれ優秀賞を選出し、その中から部門ごとに最優秀賞(部門毎1件、計2件)を授与いたします。
  • 最優秀賞受賞者には学会誌への投稿(原著論文あるいは総説)をお願いします。
応募資格:
代表発表者として発表する若手(2019年4月1日時点で35歳未満)の正会員または学生会員
審査基準:
以下の項目に基づき厳正な評価を行い、優秀と判断された発表には主たる発表賞にBP賞を授与します。
  • 口頭発表、ポスター発表(共通項目:配点50%):研究の独自性、発展性に関する基準項目
    研究目的の新規性、独創性が高く、また明確に示されているか
    結果の解釈と考察が科学的かつ論理的で示唆に富んでいるか
  • 口頭発表(部門別評価項目:配点50%):プレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する基準項目(口頭発表)
    スライドの映写だけでも要点を理解することができるか(日本語がわからない人でも理解できる内容か)
    文字や図表の大きさは適切か
    情報過多ではないか
    学術・専門用語は正しく使用されているか
    時間配分が適切か質問に対する回答が簡潔かつ的確であるか
  • ポスター発表(部門別評価項目:配点50%):プレゼンテーションの正確さ、表現の分かりやすさに関する基準項目
    説明を聞かなくても要点をすぐに理解することができるか
    文字や図表の大きさは適度か
    情報過多ではないか
    学術・専門用語は正しく使用されているか
    発表者の説明は簡潔かつわかりやすく、説明時間が適切か
    質問に対する回答が簡潔かつ的確であるか