2012年度同位体比部会の案内

今年の同位体比部会は以下の要領で開催致します。多数のご参加を期待しています。


スケジュール: 21日12時30分:受付開始
   13時30分から16時45分:プレゼミ(プログラムは下記)
   16時50分:講演開始
22日: 終日講演および討論
23日12時: 解散 
会 場: 仙台 秋保温泉 伝承千年の宿 佐勘
仙台市太白区秋保町湯元字薬師28
TEL 022-398-2233  FAX 022-398-2168
http://www.sakan-net.co.jp
①宮城交通時刻表 仙台駅8番乗り場 「秋保温泉湯元」下車
  http://www.miyakoujikoku.com/
 宮城交通 運賃
  http://www.miyakoujikoku.com/
②佐勘無料送迎バス 仙台駅前
  11:00、14:00、16:00
  乗車希望の場合は各自で予約、予約時連絡先(佐勘):022-398-2168
③仙台空港からのタクシー利用 (事前予約必要)
  http://www.inaritaxi.co.jp/express/top.html

締 切: 参加申込 10月31日(水)
講演申込 11月10日(土)


  開催世話人代表:中村智樹 (東北大学)



プレゼミプログラム
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  Nuts and Bolt of Inorganic Mass Spectrometry
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    様々な研究分野で、無機質量分析計は最も高感度な元素分析装置としてなくてはならないものとなっています。しかし質量分析計の急激な性能進歩は、同時に分析装置の「ブラックボックス化」を加速しています。さらに質量分析計の特殊性・専門性が進むことで、自分の専門とは異なる質量分析計の動作原理、特徴、問題点、注意点などを知る機会も少なくなっています。そこで同位体比部会では、質量分析計の基本的動作原理を習得することを目的にプレゼミを計画しました。本プレゼミでは、質量分析計をイオン源、質量分離部、イオン検出器の三つに区分し、それぞれの動作原理や用途、問題点などを包括的に紹介します。また、正確な同位体情報を引き出す上で必要な試料前処理法やデータ処理法などについても紹介します。このプレゼミに参加すれば、無機質量分析 の「nearly everything」が修得できます。参加費は無料ですので皆様の参加をお待ちしております。


 
13:30 - 14:00 イオン源   鈴木勝彦(JAMSTEC):
電子衝撃、プラズマイオン源、熱イオン化、イオン衝撃イオン化(SIMS)、光イオン化 の原理と特長 
      
14:00 - 14:30  真空     岩田尚能(山形大学):
真空ポンプと真空計の原理
    
14:30 - 15:00  質量分離部  平田岳史(京都大学):
四重極質量分析計、磁場型質量分析計、飛行時間型質量分析計、Collision Cell, QQQ方式
                        
15:00 - 15:15 休憩
 
 
15:15 - 15:45  イオン検出器 長尾敬介(東京大学):
マルチプライアー、ファラデー、二次元検出器(SCAPS, MCSなどなど)の原理と特長
15:45 - 16:15  試料前処理  角皆 潤(名古屋大学):
ガス抽出法、デュアルインレット、コンティニュアスフロー等
16:15 - 16:45  データ処理  大野 剛(学習院大学):
質量差別効果の補正法、デッドタイムの補正法、ベースラインの補正法などの原理と注意点など、正確な同位体分析を行ううえで重要なポイント
 


  プレゼミ世話人
平田岳史(京都大学大学院理学研究科)
E-mail : hrt1@kueps.kyoto-u.ac.jp


  *同位体比部会関係の情報をお知らせするメーリングリストには、200名以上が登録されています。
リストへの登録希望などありましたら、nagao@eqchem.s.u-tokyo.ac.jpあてお知らせください。


  長尾敬介
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院理学系研究科 地殻化学実験施設
e-mail: nagao@eqchem.s.u-tokyo.ac.jp
TEL: 03-5841-4621  (+81-3-5841-4621)
FAX: 03-5841-4119  (+81-3-5841-4119)