2006年度 同位体比部会開催報告

同位体比部会長      長尾敬介
同位体比部会代表委員 野村雅夫

 2006年度同位体比部会研究会は、鬼怒川グリーンパレス(鬼怒川温泉)を会場として、参加者80名(一般47名、学生33名:内、質量分析学会員11名)で、11月8日(水)から10日(金)まで開催された。30件の口頭発表と29件のポスター発表があった。また、特別学術講演として、渡辺賢一氏(名古屋大学)の「レーザー共鳴イオン化質量分析法による同位体計測」と阪田健一氏(横河アナリティカルシステムズ(株))の「ICP-MSの開発とその興味」という興味深いタイトルでの講演があり、非常に有益であった。プログラムは質量分析学会のホームページに掲載予定である。
 一般の口頭発表は30分間と20分間の二種類を用意し、ポスター発表は一人2分間の口頭発表を行ったのち、それぞれ2時間の発表時間を設定して十分な議論の時間を確保した。 ポスター賞は馬上謙一さん(東京大学大学院理学系研究科)、学生の口頭発表賞は、江口景子さん(名古屋大学環境学研究科)と若木重行さん(名古屋大学環境学研究科)が獲得された。今年の研究会には多くの学生の参加者があったので、今後の若い研究者の発展が大いに期待される。
 今年は質量分析学会から約16万円という多額の研究会開催補助をいただいて、研究会の充実に大いに役立った。
 次回(2007年度)の研究会は、北海道で開催されることが承認された。


日時2006年11月8日(水)から10日(金)(3日間)
場所鬼怒川グリーンパレス(〒312-2526 栃木県日光市鬼怒川温泉滝857-15)
参加者80名(一般 47名、学生 33名)(参加会員 11名)
2006年度開催世話人
代表 平田岳史(東京工業大学)

プログラム
    こちら(PDF:176KB)をご覧ください。