日本質量分析学会BMS研究会
2008年度BMSトラベルアワードの受賞者のお知らせ


日本質量分析学会BMS研究会では、生命科学の発展を質量分析法により切り拓こうとする新進気鋭の若手研究者を奨励し、その研究成果を広く世界へ発信し、将来国際的にリーダーシップをとる第一線の研究者を育成する目的で、2006年度よりトラベルアワードを設定いたしました。なお、本アワードは、BMS研究会賛助会員からの会費を財源として運営されています。


内 容: 2008年に開催される第56回アメリカ質量分析学会コンファレンス(ASMSコンファレンス、デンバー)の参加費用・渡航宿泊費用およびBMSコンファレンス参加のための参加登録費・交通費で、応募者本人の学術集会参加のために必要となる経費を、25万円を上限として渡航補助金として支給する。


対 象: 上記学術集会参加時に、学生または助教、研究員等の若手職員で、2008年4月1日現在で33歳以下であること。


審査結果発表: 募集に対し、5名の学生、若手研究者より応募がありました。10名からなる選考委員会での厳正な審査の結果、以下の4名の方を受賞者として決定いたしました。
(五十音順)

岡本 陽 (名大 助教)
  「抗原性タンパク質のハイスループットスクリーニング法の開発」
杉浦 悠毅 (東工大 M2)
  「イメージング質量分析によるマウス海馬における代謝産物動態の可視化」
長尾 博文 (阪大 D1)
  「アルカリ金属ターゲットを用いたリン酸化ペプチドの電子移動解離(ETD)」
増田 豪 (慶大 研究員)
  「相間移動界面活性剤を用いた膜プロテオーム解析 」

応募された方々、受賞された方々の研究の益々のご発展をお祈り申し上げます。

BMS研究会世話人代表 明石知子
  2008年1月29日掲載