「質量分析」誌の投稿規程

(2005年5月25日改訂)*1

 日本質量分析学会誌「質量分析」Journal of the Mass Spectrometry Society of Japan (以下、本誌)は、日本質量分析学会が隔月に刊行する学会誌で、日本質量分析学会編集委員会(以下、編集委員会)の責任で編集されています。

1. 構成

本誌は、原著論文(一般論文、ノート、技術報告)、総説論文(総説、総合論文、解説)、Letters to the Editor、会告から構成されています。

2. 原著論文Original Papers

 2.1 一般論文Regular Papers

 質量分析学および関連分野における独創的な研究によって得られた新規かつ有意義な知見を含む報文です。下記の8項目から構成されています。

  1. 英文要旨Abstract (本文を記述した言語に関わらず、要旨は英語で記述して下さい。)
  2. 序論Introduction
  3. 実験Experimental
  4. 結果Results
  5. 考察Discussion
  6. 文献References
  7. 図Figure(s)
  8. 図のタイトルと説明Figure Legend(s)

 必要に応じて結論Conclusion、謝辞Acknowledgement(s) 表Table(s)を加えることは可能です。また、4)と5)を統合して、結果と考察Results and Discussionとすることも可能です。本文を記述した言語に関わらず、図表のタイトルと説明は英語で記述して下さい。

 2.2 ノートNotes

  ノートは、質量分析学および関連分野における独創的な研究によって得られた新規かつ有意義な知見を含む短い報文です(図表を含めた刷り上がりが概ね4ページ以内)。構成は一般論文に準じますが、結果と考察は統合して下さい。審査員から大きな修正を要求されない限り、原則として一度の審査過程で採否を決定する、速報性の高い論文です。

 2.3 技術報告Technical Reports

 技術報告は質量分析学および関連分野において使用する機器または実験技術の開発、改良に関する報文です。構成は一般論文に準じます。

3. 総説論文Review-style Articles

 3.1 総説Review

 総説は、質量分析学および関連する特定の研究分野において、内外の学術雑誌に発表された文献を総括し、歴史的背景、現状、最近の進歩および将来像などを俯瞰し、識見高く記述された論文です。英文要旨、本文、文献、図、図のタイトルと説明から構成されます。必要に応じて謝辞、表を加えることは可能です。

 3.2 総合論文Integrated Papers

 総合論文は、質量分析学および関連分野において、内外の学術雑誌に発表された著者の独創的な研究を主題として複数の原著論文を中心にまとめた論文です。構成は総説に準じます*2

 3.3 解説Commentaries

 解説は、質量分析学および関連分野において、一般性のある特定の主題について、専門分野外の読者を対象として解説した論文です。初心者にも理解できるような表現を用いた説明であることが要求されます。構成は総説に準じますが、短い解説である場合は英文要旨を省略することは可能です。

4. Letters to the Editor

 会員の情報交換のための場を提供することを目的とし、各種学会・研究会の報告、部会の活動報告、新刊紹介、提言、論説、随筆などを掲載します。

5. 文献の引用

 引用文献は出現順に通し番号を付け,原稿本文末尾の「文献References」に番号順に並べて一覧表示して下さい。表示法は下記の例に準じて下さい。

(例)雑誌[著者名, 雑誌名, 巻, 開始ページ数, 発行年]

  1. S. Akashi, R. Osawa, and Y. Nishimura, J. Am. Soc. Mass Spectrom., 16, 116 (2005)
  2. R. Kaneko and Y. Wada, J. Mass Spectrom., 38, 526 (2003)
  3. 吉野健一, 大城紀子, 徳永千春, 米澤一仁, J. Mass Spectrom. Soc. Jpn.,52, 106 (2004)
(例)単行本[著者名, 書名, 編者, 出版社, 出版社所在都市, 発行年, 章, 開始ページ数]
  1. A. E. Ashcroft, “Ionization Methods in Organic Mass Spectrometry,” The Royal Society of Chemistry, Cambridge (1997), Chap. 7, p.151.
  2. K. L. Williams and V. Pallini, “Proteome Research: New Frontiers in Functional Genomics, Principles and Practice,” ed. by M. R. Wilkins, K. L. Williams, R. D. Appel, and D. F. Hochstrasser, Springer Verlag, Berlin (1997), Chap. 9, p. 221.
  3. 高山光男, “バイオロジカルマススペクトロメトリー, 現代化学増刊31,” 上野民夫, 平山和雄, 原田健一編, 東京化学同人, 東京 (1997), 1章, p. 3.

 本文中には該当箇所の右肩に、1)2) 3)、または4)〜7)のように右片カッコ付きのアラビア数字で表記して下さい。

6. 使用言語

 投稿原稿は英語もしくは日本語で記述して下さい。明瞭かつ適切なことば遣いに留意し、文法的にも適正な表現を用いて下さい。生物種の学名など、必要に応じて英語や日本語以外の言語の単語や短い文章を使用することは可能です。

7. 略語の使用について

 略語の使用は著者と専門が異なる読者が内容を理解する際の障害となるおそれがありますので、文中に頻出する用語以外での略語の使用はできる限り避け、使用する際は必ず初出時に定義をして下さい。また同じ語句を異なる用語の略語として用いることは認められません。

8. 投稿方法

 8.1 タイトルページ

 原稿の最初のページ(タイトルページ)には、下記の項目を必ず記載して下さい。

  1. 原稿の種類
  2. 論文のタイトル
  3. 著者名とその所属機関名および住所
  4. 責任著者名とその所属機関名、住所、連絡先(電話番号、FAX番号、電子メールアドレス)
  5. ランニングタイトル(日本語の場合40字以内、英語の場合はアルファベット80字以内)
  6. キーワード(5語までの英語のキーワード)
  7. 本文原稿の総ページ数(タイトルページ、文献、図のタイトルと説明文を含むページ数)、図の総ページ数、表の総ページ数。

 8.2 カバーレター

 投稿の際には、日本質量分析学会編集委員長が務める本誌編集長Editor-in-Chief(以下編集長)に宛てたカバーレターを必ず添付して下さい。電子メールを利用する投稿の場合、メールの本文に記載していただいても構いません。カバーレターには論文の要点や読者にアピールしたい点などを簡潔に記して下さい。カバーレターに記述される言語は英語もしくは日本語に限ります。

 8.3 電子ファイルによる投稿

 審査を迅速に進めるために、本文、図表ともに原則的にPortable Document Format (PDF)電子ファイルでの投稿をお願いしております。PDFファイルの作成が困難な場合は、本文や表はMicrosoft Word形式のファイルで、図はMicrosoft PowerPoint形式のファイルをお送りいただいても受付致します。表はMicrosoft Excel形式のファイルでも構いません。これらのファイルは電子メールアドレス宛てに添付ファイルとして送付願います。

 8.4 印刷物による投稿

 印刷物での投稿も受け付け致します。印刷物の場合は、オリジナル1部、コピー1部、計2部の原稿を下記編集事務局までご送付願います。用紙サイズはA4もしくはレターサイズでお願いします。印刷物による投稿の場合、電子ファイルでの投稿に比べ、審査に時間を要することをご理解下さい。

 8.5 投稿・連絡先

 本誌への掲載を希望する原稿は必ず下記の編集委員会、学会誌事務局宛に送付して下さい。送付された原稿が学会誌事務局に届いた日、または原稿のファイルが添付された電子メールを学会誌事務局が開封し確認した日をもって原稿の受付日と致します。

9. 審査

 9.1 原著論文の審査

 投稿された原著論文は、原則として2名以上の審査員の評価に基づき、編集長が採否を決定します。編集長は、編集委員会の構成員である編集幹事、編集委員に採否の決定を委嘱することができます。
 投稿された原著論文の審査結果は、原則として原稿の受付日から3週間以内に返答します。審査結果に基づき編集長より修正を求められた場合、編集長が審査結果を返答した日より30日以内に修正原稿を再提出して下さい。修正に時間的猶予が必要であると認められた場合には編集長の判断で最大90日まで再提出可能期間を延長することができます。編集長が定めた再提出可能期間を経過した場合、当該論文は新規投稿論文として扱われます。

 9.2総説論文の審査

 総説論文の採否は、1名以上の審査員の評価に基づき編集長が決定します。採否の決定に際し、内容の修正を求めることがあります。原著論文と同様に、編集長は採否の決定を編集幹事、編集委員に委嘱することができます。
 投稿された総説論文の審査結果は、原則として原稿の受付日から3週間以内に返答します。審査結果に基づき編集長より修正を求められた場合、編集長が審査結果を返答した日より30日以内に修正原稿を再提出して下さい。

 9.3 Letters to the Editorに寄せられた原稿の審査

Letters to the Editorに寄せられた原稿の採否は編集長が決定します。採否の決定に際し、内容の修正を求めることがあります。審査結果は、原則として原稿の受付日から1週間以内に返答します。編集長は、編集幹事、編集委員に採否の決定を委嘱することができます。

10. 投稿資格

 投稿原稿の著者(連名の場合は1名以上)は日本質量分析学会の会員である必要があります。ただし、編集長が承認する場合はこの限りではありません。

11. 著作権と掲載料

 11.1 著作権

 本誌への投稿は未発表原稿であり、かつ他の学術誌等に投稿し審査を受けていない原稿に限ります。本誌への掲載が決定された時点で、原稿に記載された内容の著作権は全て日本質量分析学会に帰属します。編集委員会は、投稿者(責任著者)が本誌へ投稿する際には、全ての著者が、原稿に記載された内容が未発表であることを確認し、本誌に投稿すること、ならびに掲載が決定された時点で原稿に記載された内容に関する著作権が日本質量分析学会に移譲されることについて同意した上で投稿が行われていると見なします。

 11. 2 転載、転用、改変

 本誌に掲載後、図表を含めた掲載内容を他の出版物等に転載、転用、改変する場合は、予め許可を受ける必要があります。転載、転用、改変の許可申請が行われ、編集委員長が適当であると認めた場合は転載、転用、改変が許可されます。
 一方、他の著作物に掲載された図表等を投稿原稿中に転載、転用、改変して利用する場合は、必ず投稿前に筆者が著作権者から許可を受け、さらに許諾された旨を原稿中の当該箇所に明記して下さい。日本質量分析学会は、著者の無断転載等によって生じる全ての損害に関してその責を免れます。

 11.3 掲載料

 日本質量分析学会は、採択が決定された原稿の掲載料(投稿料)等、編集、印刷、出版に必要な経費を著者に請求することはございません。ただし、カラー印刷等、本誌の通常の方法とは異なる印刷方法を著者が希望された場合はこの限りではありません。

  1. 本規程は予告なしに変更されることがあります。変更された場合は、本誌および日本質量分析学会ウェブサイトにてすみやかに告知いたします。投稿された原稿は原稿受理日において有効な投稿規程に従って下さい。

  2. 総合論文は2005年5月の本規程改訂までは原著論文として取り扱われていました。